原田知世主演のドラマ「紙の月」のレビュー


昨日は、宮沢りえ主演の映画「紙の月」のレビューを書いたので、
その前に見た、原田知世主演のドラマ「紙の月」のレビューも書いておきます。

私はTVで放映されていたのを知らなくて、TSUTAYAで借りました。
毎週見るより、一気に見た方が、あらすじとかわかっていいですが、
まだ「新作」だったので高かったです^^;

本当に宮沢りえの映画を観る寸前で観たのです(笑)
宮沢りえの映画が始まるのが待てなくて…^^;

でも観て正解でしたよ。 この話は、映画よりドラマ向きです。
ある程度長く丁寧に描かないと、主人公に共感できないので…。

映画とは若干ストーリーが違う為、この記事では、少しあらすじを書く場合が
あります。 ストーリーを知りたくない方は、この先は読まないで下さい^^

原田知世、綺麗…。変わらないのがすごい…


原田知世は、全然変わらない。 おひさまで主人公の母親役をしていたという
情報を読んで、「あーそうだった!上品なお母様役が似合ってたな」と思い出しました。

その位、普段は忘れている女優さんなのですが、でも観ると、毎回、綺麗で
透明感があるなと思います。

原田知世は主人公の気持ちが理解できず、悩みながら演じたそうですが、
とてもよくわかります。

お金があると色々良い事がありそうだけど、かと言って、人のお金と自分のお金の
区別は…やっぱり、最後まで、何があっても、違うって、理性が働くと思うので…。

その感覚が狂っていく様が、恐ろしい作品なのかも…。

何となく、むなしい家庭生活


役名で書くと、わかりにくいので、役者の名前で書きます^^;

銀行のパートで働く、地味な原田知世。
お給料が振り込まれても、全く使わず、給与明細も夫に見せたりしている。

夫は、妻のパート収入を馬鹿にしている。 働き者で、傍目にはそんなに悪い夫では
ないだろうけど、一言ひとことが、ちょっと腹が立つ感じ。

毎朝、基礎体温を付けている妻に
子どもが欲しいのはわかっている、と喜ばせるくせに、「排卵が近いの」と
言うと、背中を向けて寝てしまう。 それは妻は落胆するでしょ。…

妻が時計をプレゼントしても「こういう手軽(安物)なのが欲しかった」と言う。
妻は、日常使うつもりで買ったのに、夫は、ゴルフや出張などで盗られてもいいような
安物が欲しかったので、普段は使わないって…。 何か嫌味。

そして、しばらくすると、逆に夫が高価な時計をプレゼントしてくる。
あれは…お返しのつもり?わざわざ時計じゃなくても…と思う。
自分の方が高い時計を買えると言いたいのだったら、つまらない男だと思う。

とは言え、ちょっと嫌味だけれど、お金の心配をかけるわけでなし、
こんな夫はいくらでもいそうな…。 


1人で外回りができる契約社員に


家庭生活が空しい原田知世は、資格を取って、銀行のパートから契約社員になる。
これで、1人で外回りができる事になった。

とても誠実で、顧客から信頼されている。服装はとにかく地味。
顧客の家で、顧客の孫の公太に出会う(満島真之介)
その顧客は孫が遊びにくるのは、自分のお金目当てだと言って嫌っている。

満島真之介は原田知世を気に入って、折に触れて声を掛けてくる。
大学生に素敵だとか言われて、ちょっと嬉しくなってしまう。

で、普段は素通りしていた、化粧品売り場で高額の化粧品を買ってしまう。
(わかりやすい! このシーン、映画にもあったけど、私も同じ行動を取ると思う
…違うのは、普通の女性はお金がない時は、買わない…。)

支払いの際、現金が足りず、原田知世は顧客から預かったお金を一時的に借りて
支払う…すぐに返したけど。…この「後で返せばいい」が、とんでもない金額に膨らんでいく。

だから銀行員役なのか…という感じ。
設定も、最初パートで、資格を取って一人で外回りができるようになる、家庭では空しい主婦
というのが、いきなり正社員になっていない所とか、リアリティがある。

不倫と貢ぐ事が始まる


夫が上海へ頻繁に出張するようになった頃から、
満島真之介と会う機会が増え、パートの頃は一切使っていなかったお給料も
洋服や化粧品に使うように…。

ここまではまだ理解できる。。 だって自分の貯金だから。
少しでも綺麗に見せたいから、大金、使った…それはわかる。

その後、二人は一夜を共にする…。映画と違い、不倫するまでに時間が長く
取ってあるので、まだ主人公の気持ちについていける。(映画ではここまでが速すぎて
びっくりしましたが^^;)

でも満島真之介に借金があると知って、最初に聞いていた金額を貸そうとするが、
実はもっと借金があって、自分の貯金では貸せない額だと知る。

そこで、満島真之介の祖父が自分の顧客なので、そのお金を「一時的に借りて」
渡す。 
あーあ、それをやったらオシマイなのに…という感じで、そこから一気に
「一時的に借りる額」が増え、決して返せない額になっていく…。


「一日も休む事は許されない」


夫の転勤が決まるけど、原田知世は一緒には行かない。
行けないから…。

「一日も休む事は許されない」…だって顧客のお金を着服し、預金証書を偽造して
いるのが、休んでいる間に、発覚(顧客が解約で来店するなど)してはいけないから、
盗っている分、彼ら(顧客)に尽くさねばならない…。。

いつもバレないか、とヒヤヒヤしながら生きる…
悪い事をすると、こういう代償があるんだな…という感じ。

ホテルのスィートルームで豪遊したり、二人で会う為のマンションを借りたり…
原田知世もどんどん華やかに綺麗になっていくけど、
この時点で、まだ「お金は後で返せばいい」と思っているのが怖い^^;(無理)

転落が加速する。


映画の池松壮亮もだけど、ドラマの満島真之介も、ダメな男の役です。

何かを買ってとは言わないけれど、借りたお金も返さないし、大学は辞めるし、
真面目に働くのがバカらしくなったと言って、就職活動もしない…。

ただ、原田知世がこんな男性にした、とも言える役柄だけど…。
大学を辞めたと聞いた時、すごく反応していたから、さすがに不安になった模様。

そこから、予定外の解約などを顧客から言われると、架空の預金商品を作り出した
原田知世…。 

すごい、すごすぎる。 架空の商品まで作れる才能に(感心している場合ではないが^^;)

このあたりから、転落が加速する。
原田知世自身が、足りない分を消費者金融で借りて補うように…。
やっと、返せないお金だと気付くみたいだけど、もう引き返せない。。

どんどん、暗転していく


満島真之介には若い彼女が…。それを知っても別れない原田知世。…
でも、満島真之介が別れたがる。 

真実から目を背けたい気持ちは何となく理解できる。。

しかも夫が海外転勤から戻ってくる。。
満島真之介とは会わないのに、預金証書の偽造だけは続く。

「絶対に休めない」のに、銀行が長期休暇を取るように言ってくる。
パート仲間だった人に「不正がないか一斉検査があるから休みになった」と聞く。

映画とは違う展開


原田知世は、不正が発覚する前に、夫と二人で、海外旅行に行く。
途中で夫と別れて、ひとりで海外逃亡をはかる事を決心した。

「もう、ここまで…」
と観念したのか、満島真之介にも、自分の事は知らないと言えと言って別れる。

先に帰国した夫が留守電を聞くと、銀行からの電話。
着服がばれてしまった。
夫は、マイクに向かって「一生かけて妻と償う」というような事を言っていた。

最後の方は、夫も良い人になっていたけど、時既に遅し。

お金を盗られた顧客たちも「何かの間違いだ!金が必要ならいくらでもやったのに」
「あの人は天使のようだった」などと言っていた。
こんなにも顧客に愛されていたのに…。

原田知世は、海外で、日本の週刊誌に自分の顔入りの記事が掲載されているのを知る。
逃げ疲れたのか、国境でパスポートをさし出す……ここで終わり。
(多分、捕まる)

その他の見どころ


映画では銀行内の人間関係が中心ですが、ドラマでは原田知世の学生時代の友達も
登場します。

西田尚美は、買い物依存症。水野真紀は節約しすぎの主婦…。
水野真紀が一番まともに見えるけど、節約も度を過ぎると、家族関係も冷えるという事ですね。

原田知世も、友人も、事情は違えど、お金に振り回されている設定ですね。
人のお金がどうか、が決定的に違いますけどね。

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