下賀茂神社のみたらし祭に行きました


世界遺産


世界遺産の賀茂御祖神社(下賀茂神社)で、
毎年7月下旬に「みたらし祭(足つけ神事)」が開催されます。


本殿と干支の神社にお参りした後、裸足になって、御手洗池の中に足をつけます。
私は、わずか9日間の間に2回も行ってしまいました^^;

水はとても冷たいです。
特に、入り口当たりでは「冷たい!」「人生で味わった事のない冷たさ!」「心臓が止まる!」
と、皆さん、にぎやかです。 私は冷たい程、ありがたく感じるのですが…(M)

この時期だけ、「脚守」というお守りが販売されているので、
足腰が丈夫になるように、痛みなどが治るように…といった願いも込められていると思います。


夏の神事の目的は、厄落とし…


みたらし祭


「みたらし祭」の一番の目的は、恐らく厄落としです。
夏の神事には、こういう厄落とし行事がとても多いです。


半年間に溜まった、罪・ケガレを落とし、清浄に生まれ変わって
疫病や厄災から免れる…という意味だと思います。

人形や、茅の輪くぐりなど、色々な方法がありますが、私は個人的に
この「足つけ」が一番、効果を実感できます。

この「厄が落ちた!!」という感覚だけは、味わった人しかわかりませんので、
言葉で伝える事に限界を感じますが^^;

※ちなみに入社当時、先輩に、この話をしたら、すごくバカにしていました…^^;
数年後、彼女は、足つけに行って、感動した!と報告していましたけどね(笑)
言葉で伝えても響かないけど、体験して頂くと、この感動がわかるのですよね。。


「ストレス=厄」ではない。


「ストレスの根本原因を取り除かないとダメなんじゃ?」と言ってくれた人もいました。
(勿論その通りなのですが)
「厄落とし」は単なるストレス解消ではないのです。

「厄」って、自分自身の問題だけでなく、
他人を無意識に傷つけたりしたものも含まれるのです。
ですから「仕事上の人間関係改善に向け、努力をする」と共に、
「厄を落とす」事は、別途しないといけないのです。

コパさんの言葉を借りるまでもなく、
人生は、厄との戦い…。。
 

神社に行くだけでが厄落としではないのです。

毎日お風呂に入るのも、手を洗うのも、部屋の空気を入れ替えるのも、下着を替えるのも、
靴底やスリッパの裏を拭くのも、掃除をするのも、人に差し入れをするのも、
全て厄落としです。 

試しに、今日から半年、
「貰うより、あげる方が得」くらいの気持ちで過ごして見てください、
人間関係の悩みが随分減っている筈です。


「厄よ、落ちろ~」と長時間、浸かってきました


足つけ神事


私は最初、初日に行ったのですが、
私に厄が溜まりすぎていたのか、つかっていた時間が短かったのか…、
いつもの「あー気持ちよかった!」というスッキリ感が得られませんでした。

とにかく、来年まで待てない!と思い、平日の午前中にもう一度、行きました^^;

(遠方の方は、2度も来られないでしょうから、1度で落とせるように、近所の氏神様に参ってから
お越しになるといいですね。 そして、できれば、長めに浸かってみて下さい。
今まで、厄落としをした事がない方は、厄が、換気扇の油汚れのように、こびりついています。
一度拭いた位で取れないのです。マメに掃除した換気扇なら、軽く拭くだけでOKでしょ?
それと似たようなものです。)


「足の感覚がない位、冷たい」「冷たくて痛い」と言っている方もいましたが、
私は、本当に足の感覚がなくなる位、長時間つかっていました。

もう、途中、小さな声で「厄よ、落ちろ~」と言っていました(笑)


ご神水を頂きました


足つけ神事


氷のように足が冷えても、上がった後、すぐにポカポカしてくる事を知っているので…。
それより、今度こそ「スッキリ!」を実感したくて必死でした。

池からあがる前に、無病息災を願って、入り口で配られた灯明(ろうそく)を立てます。

2回来たおかげか、長時間浸かっていたからか、時間帯が良かったからか
わかりませんが、あがった後、ようやく、いつもの「スッキリした~」を
味わえました。


あがると、「ご神水」を頂けます。
来られない方の為に、この水を買って帰る事もできます(すぐ横で販売していました)

その後、足の形をしたお札に、名前と数え年を書いて、参拝し、終了です。


みたらし団子と「さるや」に行く場合は午後!


さるや


実は、早い時間帯に来ると、2つの残念な事があります。
1つは、期間中、鳥居の中で販売される「みたらし団子」のお店が開いていない事です。

「みたらし祭」に午前中に来ると、名物のみたらし団子が、食べられないのです!
私は毎年、出来立ての団子を食べて「足つけ、全部やりきった~」と感じるので、結構重要です。

2つ目は、鳥居を出てすぐの「さるや」という甘味処が開いていない事です。
何だか、食べる事ばかりですが笑、
単に、暑いからかき氷や、ちょっとした甘味が欲しい、という意味だけでなく、
糺の森のすぐ傍、宝泉堂の和菓子…と風情たっぷりで、寄ってみたくなるのです。

開店準備中の方に聞いた所、12時から、との事でしたので、
名物を召し上がりたい方は、午後の参加がオススメです。


日本の行事に隠されたお清めの心





本書は「日本人はお清めの天才」という事で「日本の行事に隠されたお清めの心」など、
身近な話題満載で、読みやすい構成になっています。


書籍の中に「厄のつき度合い」チェックシートがありますが、
私の場合、自分の事だけに必死だった気がしています。

今年は、何だか、妙に厄が溜まっていました。
穢れ切っていたんでしょうね。

傷つけてしまった方もいましたし。
周囲の人が、余りに性格が良いので、私自身、反省の日々です。

コパさんのよく仰る
「人生は罪や穢れ、厄との戦いである」と言うのを実感しています。
詳しくは、改めて記載できれば…と思います。