献酒をしてみたい方へ


献酒


献酒については、多くの方が厄年の御礼参りなどで持参された経験がおありだと思います。
一歩進んで、
神社のお祭りや、新年(できれば、それぞれ行事の前、つまり9月末や年末)に
献酒をしたいという方もおられるかと思います。


神社には何を持っていけば良いの?


「神社に何を持っていけばいいかわからない」という場合、御神酒なら間違いありません。
まさに「御神酒上がらぬ神はなし」というわけですが、
神社は、御酒はいくらあっても足りないと言われます。

神社の行事、地鎮祭などの祓いの儀式以外にも、
神前に供えられているお神酒は、毎月1日と15日(神社によっては毎日)
取り換えて、供えているからです。

今まで何度か記事にしていますが、
献酒は、神社の近くの酒店で相談するのが一番良いです。
神社と酒店の繋がりは、非常に深いもので、何でもご存知です。
(これは私の近所の酒店が特別なのではなく、神社近くの酒店で献酒の作法を知らないなど
あり得ないので、どこでもご存知ですので、ご安心下さい)


献酒の金額について


御神酒を購入して届けていた時、4000円程度でした。
私の知る限りでは、相場は1本2000円程度を2本で一括り(4000円弱)です。
自分の方から「特別豪華にしたい、一番高いお酒にして下さい」など、要望を出さない限り、
これが私の住む地区の、一般家庭の平均なんだと思います。
(勿論、もっと沢山、献酒したい、逆に1本で良い、という方もおられると
思いますので、完全なる正解は、人それぞれとしか申し上げられません。)

但し、神社の規模によっては、献酒された分を使いきれない場合、
近所の酒店が現金で引取り、そのお金で維持・運営を行っているそうなので、
最近は、酒店で聞くと、御神酒より、現金を熨斗袋に入れて(表書きは献酒)
神社に持参する事をすすめられる事もあります。
(すすめられるというか「そういう方が多い」という表現でしたが…)

現金をお持ちするようになってからは、私は、10,000円をお包みしています。
(これも、私が今年一年、良い事があった為、予定より増額しただけで、
平均価格は5,000円だと思います。)


献酒を、年に一度される場合:持参する時期について


年に一度、献酒される方は、年末になさって下さい。
2度される場合は、お祭りと、年末です。

年末にされる方は、クリスマス以降の佳日を選んでください。
新年の献酒に間に合わせる為です。
(29日と31日を避けます。29日 → 二重苦 31日 → 一夜飾りなので×)

年末に伺えない時は、初詣の時でも構いません。
新春の献酒という意味で、より丁寧なのは、年末、という事になります。


献酒を、年に2度される場合:お祭りと年末に持参


皆さんの氏神様の、御神輿が出るのは、おいつ頃ですか?
私の所は、10月です。
春に御神輿が出る地域もあると思いますが、神様は秋生まれが多いと言われています。

氏神様の御神輿が出るお祭りの、少し前に、献酒されると良いです。

年に2度される場合も、金額等は、神社の近くの酒店で相談されると良いです。
秋祭り(9月末から10月初めに持参)は5000円、新春の献酒(年末に持参)は10,000円にしています。
(私は、今年は増額し、それぞれ10,000円にしましたが、平均は5000円かと思います)

私個人の事情を鑑みても、
今年は、1万円をお包みしましたが、
以前は、新春の献酒は4000円の御酒を持参していたわけで、
金額に関する完全なる正解は、ネットで検索しても見つからないのです。
というか、見つかっても、自分で納得できなければ意味がないのです。


あくまで目安としては
御酒を持参の場合は4000円程度、お金をお届けされる場合は5000円程度が一般的で
後は、酒店で相談されるか、慣れれば、ご自身で判断して下さい。
(今年は良い事が続いたので、増額してみた…など)


熨斗(のし)袋の表書きと、中袋の記載について


神社に献酒の現金を持参される場合、熨斗袋は必ずお使い下さい。
表書きは「献酒」で、下に氏名を書きます。
中袋の表には、金額を書きます。裏面には住所氏名(できれば電話番号)を書きます。
どこの誰が献酒したのか、わかるようにして下さい。

神社側が、後でお下がりを届けて下さる時(郵送の場合あり)に必要だからです。
台帳も付けておられる筈です。
(お下がりは、主に献酒後の御酒などの神饌です。
神棚にはあげる必要はなく、お料理などにお使い下さい。)

お下がりを受ける以外に、
神様に、どこの誰が献酒したかお知らせする、という意味もあります。

御所での「記帳」と同じで、参拝しました、献酒しましたとお知らせする事は、
一種の礼儀とも言えるので、寄附なのだから、必要ない、という強いポリシーの方を
除き、中袋には、必ず住所氏名を記載して下さい。


熨斗袋について


実は、困った事に、献酒用や、初穂料の熨斗袋は、本当に売っていません!
伊勢丹・高島屋を回りましたが、
結婚祝いや出産祝い、誕生日祝いの袋は、何列もあるのに、初穂料(玉串料)や献酒の
熨斗袋は1つ位しか置いていませんでした。

しかも、高島屋に、180円くらいの、ペラペラの熨斗袋が置いてあっただけ…。
皆さんも、機会があれば、チェックして下さい。本当に売ってませんよ!

中袋や水引の付いていない封筒なら、コンビニにもあるかもですが…
水引が印刷されている封筒って、すごく残念な感じで使いたくありません。

仕方なく、Amazonで購入しました。
わずか400円程で、和紙のしっかりした物が手に入り、ホッとしました。


水引は蝶結び。水引が印刷ではない熨斗袋で。


献酒と印刷した紙が入っていれば、それをお使い下さい。
水引さえ付いていれば、文字は、直接印刷されたもので構いません。
(水引まで印刷されているのが、残念な印象なだけです…)

和紙のしっかりした熨斗袋が手に入った方で、印刷がない場合は、筆ペンで
「献酒」と、記入して下さい。

水引は蝶結びです。紅白で5本や7本です。献酒の場合、5本でも7本でも構いません。
(一般に、3万円以上の、高額な場合7本とされていますが、良い熨斗袋が売っていないので
私は5千円でも1万円でも7本のを使っています…)

私の書いている「水引」などの説明がわからない方は、
初穂料や御玉串料などと印刷が入った熨斗袋を購入すれば、それで合っています。



私が愛用している熨斗(のし)袋はコレです


高島屋・伊勢丹にも売っていなかったので、Amazonで購入しました。
中袋付きで、水引も付いています。綺麗な和紙です。

献酒だけでなく、初穂料(御玉串料)にも使えるので、
年に何度か、ご祈祷を受ける私は、本当に重宝していて10枚位買い置きしています。

秋祭りの献酒(9月末~10月初め)が迫っているので、取り急ぎ、献酒や熨斗袋について
記事に取り上げましたが、
次回の記事で、初穂料(御玉串料)や袱紗についても書きたいと思います。


「祈願書・願ほどき書」「神社参拝の作法」「神棚」「袱紗」など、
詳しく書いていきますので、また、是非読みにいらして下さいね!


● ご参考 ● 私が愛用している熨斗袋です↓
献酒の場合は、白紙の紙が入っていますので、そこに「献酒」と書いて貼って下さい。