年金情報は、ネットではなく、書籍を買おう


何でも、ネットで情報がゲットできる時代になった…と思う反面、
正解には、意外とたどり着けない時代になりました。

検索で膨大な時間が奪われるだけでなく、せっかくの情報が「誤り」だったら?

個別サイトの批判になるので、リンクを貼るのは控えますが
「専業主婦の年金を増やす4つの方法!」で検索したら、
相続の専門家を紹介するサイトがヒットします。

見た感じも、きちんとしたサイトです。
テンプレートだけではなく、専門家と繋がっている感じに仕上がっています。

でも書いてある事は、間違っています…がーーん。。。

あの記事を読んだら、
専業主婦だけど、付加保険料に入って、格安で年金が数万単位で増える!
専業主婦だけど、国民年金基金に入れば、割安で年金が数十万単位で増える!

勘違いします。(どちらも、第一号被保険者しか入れません) 

書いてる人、何でこんな基本的な事を間違えているのか謎ですが…。

とりあえず、びっくりしました。
…あれが検索1位って…大丈夫か。。
まぁでも、年金制度って本当に、複雑なんですよ…と一応、フォローしておこう。


そして、ある結論に至りました。 
年金関係は、ネットの情報では全然ダメ。
● 専門家の本を購入して勉強しよう
● 知識を付けた上で、わからない点を実際に電話で担当者に問い合わせる。
→ 間違っても、ブログ主に聞いてもダメって事です。…


国民年金を払っている人は、どちらも加入できます


橘玲さん的な発想で、専業主婦は損だと、この記事で言いたいわけではありません。
(まぁ、それは別記事で)

この記事では、
寧ろ、会社員の妻である限り、専業主婦は、制度で手厚く守られている事を
書きたいと思います。

国の保護のない、つまり、むき出しで生きないといけない、自営業(&妻)に対する
年金の上乗せとして、国民年金基金等が存在しているわけで。

付加保険料も、国民年金第一号被保険者しか加入できません。
月額400円で2年で元が取れる、超お得な制度…
しかしながら、月額400円の掛金ですからね、これでは、年額で数万しか増えませんね。

国民年金基金は、今でも、割の良い年金制度だと思いますよ。
唯一のネックが、インフレ耐性がない事ですが、若い頃に加入すれば、
数万程度の掛金で、数十万円の年金が増やせて、しかも「終身年金」を確保できます。

終身年金は、国民年金、厚生年金、一部の厚生年金基金(殆どが確定給付の筈)を除くと
国民年金基金くらいしかないので、長生きが心配という方にはオススメです。


税額控除を考慮すれば、実質の掛金は安くなります。


国民年金基金は、社会保険料控除です。ですから、自営業の妻の分を
夫の収入から、控除できます。これは得ですよ。

だってiDecoは自分の収入からしか控除できませんからね。

日本の所得税は、累進課税なので、同じ掛金なら、年収の多い人から控除した方が
節税額が半端ないのです。
つまり、実質、納める掛金は、ずっと少なくて済む計算になります。

なので、国民年金基金の利回りは一見して、低くても、実際には
節税分で、到底、普通の金融商品は敵わない有利さです。

勿論、iDecoでも、構いません。全額控除されます。
但し、これは、妻の所得からの控除なので、妻の収入が非課税レベルでは、
実質の掛金とイコールになり、如何に自営業の妻と言えど、節税効果はありません。。。

あと、年齢によります。今20代~40代前半までならiDeco(積立投資)
で損するとは思えません。(投資なので、損する可能性はゼロではないですが、
まぁ、あそこまで長期の積立投資で損するとか、考えにくいです…)


お得な受け取り方について


iDecoで、得した場合は、天井知らず!
…但し年金で受け取る場合、最長でも20年の確定給付(終身年金ではない)です。

この記事に細かい計算は載せませんが、
自営業の場合、最大月額68,000円掛けられます。
つまり、最終的な掛金総額が莫大になります(それプラス運用益)

余り、年金が増えすぎても、
受給時に、公的年金控除と、基礎控除を超えてしまい、
社会保険料が掛かって残念な事になります。

その為、何度か書いてきましたが、iDecoは一括で受け取るのが良いですね。
※iDecoに全額掛けるより、国民年金基金や、小規模共済との併用で、
税額控除をフル活用する事も視野に入れて下さい。

● iDecoと国民年金基金は、両方合わせて月額68,000円まで。
● 小規模共済は、別枠で、月額70,000円まで
※iDecoの掛金を減らすと、積立投資分が減りますので、
所得控除はありませんが、つみたてNISAを掛けると
リスク資産と無リスク資産のバランスがよくなります。

iDecoに全額!という場合、一括と分割で受け取る方法もありますが、
SBI系はできないので、ダメです。
楽天証券でお始め下さい。


年金制度は、担当者も即答できない程、複雑です


年金は非常に難しいです。
私も4月は色んな手続きをしたのですが、あちこちに電話をかけまくり
そのたびに「それはここではわかりません」とか言われ、びっくりしました。

その上、担当部署に電話しても、調べて翌日折り返し…
みたいな事が何度もありました。

でも、勉強してから、電話を掛けた私は、かなり得をしました。
だって、向こうが知らないというか、様々な「そういえば、そういう方法もありましたね」
という裏技、本当にできるのか?の確認の電話でしたからね。。

何も勉強せずに、電話をして、
担当者が、親切に手取り足取り教えてくれるわけではありません。
何故なら、担当者も知らない位、複雑な制度だからです…
(これはその担当者のせいじゃないです^^;)


専業主婦で、最も得する年金受給ケース


年金は難しい上、毎年制度が変わりますが、現時点での最適解を書きます。

専業主婦で、最も得する年金受給ケースは、
● 夫より妻が年下
● 夫は、厚生年金を繰り下げ受給しない事
● 妻は、厚生年金を19年11か月掛ける(20年以内)
● 妻は、国民年金を繰り下げ受給(現行70歳まで可能、今後伸びるかも?)
ですね。

上の3つは、加給年金を貰う為の条件です。
あと4つ目は、単に国民年金支給額のアップですので、余裕のある方は
ご検討下さい。
高齢で収入が少ない場合、4つ目の実行は難しいかもしれません。

あとは、受給金額だけでなく、ご夫婦で、いくら貰うと、
税・社保負担が少ないか、ケースバイケースなので、ここでは回答できかねます。


平成30年9月まで!追納するなら、ラストチャンス


専業主婦だけではありませんが、
今年の9月まで、5年さかのぼって追納できます。
(この制度、延長すればいいのですが…。)

ねんきんネットや、年金定期便で、自分で確認してもわからないとかいう場合
払っていない年金がないかどうか、年金事務所に電話すれば、調べてくれますよ。
そのまま、納付書も下さいと言えば、送ってきます。

それでも、全然満額(40年)に足りないよーという場合、
救済措置として、60~65歳のとき「国民年金の任意加入」ができます。

ただ、定年した後では、収入も今より減っている方がほとんどでしょうから、
若い時に追納が一番確実です。
それに、収入の高い時に、社会保険料控除を使うと、節税額も大きくなります。

あと、先で払う程、その年の保険料となり、高額になりますからね。


専業主婦にオススメの年金の本


私は、自分の節税目的で、山のように、本を買い込みました…。。
kindle本も多いですが。
(自営業向けもまたご紹介します)

専業主婦の方に特にオススメの本は、こちらです!






加給年金の事とか、専業主婦に嬉しい制度が沢山、紹介されています。
例えば、
「妻の厚生年金は19年11か月加入がお得」とか…。

私、この情報は、知らなかったです!!

今年から、時給も上がり、ますます、年収調整で、労働時間を減らす兼業主婦が
多いと聞きますが、厚生年金、19年11か月、入りましたか?
厚生年金は貴重な終身年金ですよ、そのチャンスを逃すなんて、もったいない!

後で「ええええええ。。私、結局、損してたの?」と思わない為にも、
1冊でいいので、年金の本を手に取ってみて下さいね。