2度目のナラタージュ鑑賞


ナラタージュ、昨秋、映画館で観ました。
原作は「この恋愛小説がすごい! (2006年版)」第1位に輝いたラブストーリー。

でも、映画館では、胸打たれる程でもなかったです。

私は感受性が鈍いのか「皆が泣いた!」みたいな映画でも、
3回くらい観ないとダメなタイプです^^;

(「永遠の0」とか「そして父になる」とかも、3回位見てハマりました…。
もはや、物まねして、セリフを覚えてしまうレベルでハマってますが、何か?)

初見では、
フツーに、塩顔・坂口くんの事をちょっと嫌いになり(そういう役です)
松潤の事はズルい男だと思い、
有村架純ちゃんの事は「何で最後に家に行くんだ?」と、女の弱さを苦々しく思いました。

嵐ファンは既に観ていらっしゃると思いますが、まだ観ていない方、
若干、ネタバレするかもなので、まだ観ていない方はスルーして下さいませ。


坂口健太郎くんの役…嫌いになります、でも可哀想かも


2度観ての感想は…
坂口くんはやっぱり、携帯を見せろと言うところと、
彼女が危機の時、迎えにも来てくれないところが、嫌でした。
束縛する男性、苦手…、架純ちゃんの手紙も勝手に読んで…。

まぁ坂口くんの役は若さゆえ…とも言えますし、
「靴を脱いで」って言った時はびっくりしましたけど、最後は履いてけよって言ってたので
そこまで悪い人じゃないと思いました。
(「靴を脱げ発言」が衝撃的過ぎて、履いてけよって言ったシーンは忘れてました^^;)

そう思うと、何か悲しいと言うか、可哀想な気もしてきました。

もし、架純ちゃんの心に松潤への想いが残っていなかったら、
案外フツーに幸せなカップルになれたのかも…。


松潤の役…架純ちゃんの愛に救われている


松潤(先生役)は…そうですねぇ…。。
坂口くんの幼さや、強引さは全くなく、ただ、女に言わせてしまうズルさは感じました。
(役柄的に、年齢も経験も違うので、大人の余裕でしょうか…)

相手の気持ちに気付いていて、その好意を利用しているというか、
でも、好きと言う資格もないし、
かと言って、あの様子では、好きでない筈もないわけで。
…まぁ立場上、言えなくて仕方ないのですが…。

離婚してないって言ってしまうと、架純ちゃんは去っていくだろうし、
何度も話そうと思ったけど、言わなかったのは、最低ではあるけど、
その弱さは理解できる気もして。

妻(事情があって別居中)を忘れられなくて、でも自分に責任があるから迎えに行けなくて…
そんな時に、その寂しさを埋めてくれる架純ちゃんの純粋な気持ちに救われていたから
本当の事が言えない。

でも、妻とやり直せるチャンスがあるとわかった途端、
妻の事を、心の底では、一番愛していると、自分が一番、わかっていた筈。。


架純ちゃんの役…先生が忘れられない女子大生


架純ちゃんは、先生だった松潤に卒業式で、告白の手紙を渡せなかった。
(でも松潤にキスされた…)卒業後も「ずっと会いたかった」…。

あれ、渡さなかったから、かえって忘れられなかったんじゃないかな、と思い当たる事が
私にもあります。

離婚していると思っていた松潤が、実は別居していただけで、しかも、もうすぐ
妻の実家の方に戻って、やり直す…と聞いて…
最後に「先生の家に行きたい」と言って結ばれる…。

初めてあのシーンを見た時は「何で、家に行きたいって言ったんだろう」と思いました。
最後だから?
思い出が欲しかったの?

私だったら、絶対行かないと言うか「言わない」って思いました。
「何で自分で言っちゃってるの?相手に言わせないの?なんで?」

まぁ、初見はそんな感じでしたよ。


最後のラブシーンは、裏切ってる感じがしないの何故?


松潤は誠実ぶってる不誠実な男性なのかもしれません。

でもそんな客観的事実どうでも良くて、
こういう場合、
架純ちゃんが自分から言わないと、何も始まらないですよね。それはわかります…。

最後のラブシーンで、
架純ちゃんは、本当に松潤が好きで、ずっと会いたかったから
その「好きの気持ち」を成仏させてあげたかったのかな?と思いました。

妻を傷つけてしまう罪悪感より、好きが勝る、裏切ってるのに「純愛」に見えるのはそのせいか…。

(初見では「何で自分で誘ってるわけ?相手は妻とやり直すって言ってるんだよ?バカなの?」
でした……。
何か、わざわざ自分から傷つきに行っておいて、あとで泣くパターンか…って。。)

私、そういう悲劇のヒロインタイプの人、好きじゃないんです。。
(そういうドラマじゃなくて、良かったです…)

時々、不倫作品とかで「どうしようもなかった」みたいなセリフ聞きますけど、
別に誘拐されたわけでなし、自分の足で、不倫旅行に付いて行ったりして
誰だって「超える瞬間」に自分の意思が働いてるんです。

今回のドラマは、架純ちゃんが言う事によって、
自分で選んだ結果というのが、かえって潔くて良かったのかも…。


四角関係…?純粋って怖い(笑)


ただ、どうしても、松潤に対しては
「あなた、妻の元に戻るんだよね?妻が知ったら、発狂するよ、妻を思い切り
裏切っちゃってるけど、いいの?」
という思いと、
「この行為は、架純ちゃんの愛に応える為?…いや、それだけの筈ないか…
好き以上になっちゃいけないけど、好きだった…って事だよね。理屈じゃないんだね。」
という思いが交錯しました。

男の人は二人の人を愛せるの?2番目の人を抱けるの?…とも思いました。
いや、この瞬間は、きっと、順位とかないんだろうけど。。

松潤・有村架純・坂口健太郎の三角関係かと思いきや、
実は、妻との四角関係でもあるわけですが。

いずれにせよ、2度観ても、妻の存在感と言うか、
二人の罪悪感が全く描かれていなかったので
多分、そういう感情、なかったのでしょう。。ないんですよ、純粋って怖い(笑)

ある意味で、そこがこの映画の限界であり、厚みを失っている気がします。
昼顔では、妻の狂気がストーリーに厚みを持たせていたと思うので、
「純愛」にだけ焦点を当てると、万人を説得するの難しいと思います。

とは言え、それは私が大人になってしまったからなんでしょうね…。
二十歳くらいなら、罪悪感よりも、好きの感情が勝ってしまうヒロインの味方を
していたでしょうね…。
好き過ぎて、妻の気持ちを慮る気持ちなんて後回しになるという。。。


ラストシーンは、あの静けさこそがすべてだったのかも…


最後の最後…
まだ眠っている松潤に別れも告げずに、たった一人で帰る架純ちゃん…かなしい…。
と思ったら、
松潤が、追いかけてきて、電車の窓の外で、無言で見送っていた…(感動)

「無言」で「見送る」って言うのがいいんですよね。
だって、掛ける言葉なんて何もないですもん。松潤は、何も言う資格ないし。

で、送られても困るけど、あのまま…っていうのも味気ないわけで。
だから、電車の窓の外で、手も降らずに、じっと、見つめて、ただ静かに見送ってるのがよかった…。

繰り返しますけど、「好き以上になっちゃいけないけど好き」って、あるのかも。。

裏切ってるし不道徳だし、文春砲とか飛んできそうだけど(笑)
こういう恋愛もあるよね、って、見送る松潤を見て、やっと腑に落ちました。

あのラストシーンは良かったですよ。

あくまでも、この映画は「最後まで妻にばれないラブストーリー」です。
そして、架純ちゃんは、2度と会わない、何も求めていない…。
「好きの気持ちだけ、どうにかして…」という悲鳴が聞こえそうな感じ。


告げないと余計に心が残る…


私も好きな人が遠くへ転勤する時、手紙を書こうと思った事があります。。
書きませんでした。勿論、口に出しても言いませんでした。

理由は単純で、相手が出会った時に既に既婚者だったからです。
でも、もう一生会えないような場所へ転勤すると知って、好きだったって
手紙に書こうと思いました。
結局私は勇気がなくて、渡すどころか、書きもせず…。

でも告げないと、かえって、心に残ったりしますね。
だからこそ、私はこの映画を観た時、お付き合いした人ではなく、
告白すらできなかった男性を思い出したわけで…。

まさに、あの映画の「好きだった人を思い出す」みたいなコンセプト、
わたし的には、ドンピシャな部分がありました。


おまけ:瀬戸康史くんが、ドストレート


映画の冒頭と最後しか出て来ませんが、瀬戸くんは、素敵すぎですね。
さっき私が「告白できなかった相手」は、瀬戸くんに雰囲気が似てました。

櫻井くんと同い年で、ハキハキ話す人だったので、櫻井くんに似てると
思い込んでましたが、瀬戸くんを見て、「あーなんて似てるの」と思いました。
(何故、自分が瀬戸くんを前から結構好きだったのか、やっとわかりましたw)


瀬戸くんが「ナラタージュ」の意味を教えてくれます。
「幸せであれ」… そーきたか。そりゃそーだ。

ありがちなんです、ベタなんです、わかってるんです><
だって、松潤、既婚者なんでしょ?妻の所に戻るんでしょ?
もう絶対、架純ちゃんと会えないし、自分は幸せにしてあげられない。

でも遠くで、幸せを祈りたいわけですよね。
わかるっっ。
「好き以上になっちゃいけないけど、大好き」
そんな感じ。だったらもう、幸せ祈るしかないじゃん…。。


松潤は、前より、上手くなった…ホッ。。


これが2度観た感想です。
最初の映画館では「二宮くんの「ラストレシピ」の方が映画っぽかった」って
(ほぼ同時期に上映でした、嵐ファンは忙しい(笑))
という感想でしたが、今回DVDで2度目を見て…結構よかったです。。

松潤の演技、無駄に抑え目なのが、
「何か、昼顔の北野先生みたいだなー。ださいし、色気も抑えてるし」
という「パクリっぽさ」を感じました。

でも、2度観た時は、
「私が思ってた以上に、松潤、上手いな」と思いました(失礼^^;)
だって、先生役だからって、あの目力を消してましたからね。

弱さも、ずるさも、セクシーさも、切なさも、優しさも、
言葉や表情を抑えて、雰囲気だけで
醸し出すというのが、ちゃんとできていましたね。。

あの役は嵐では、松潤しかできないかもしれません。

冒頭書きましたように、私は3度位、観ないと、はまらないタイプなので、もう一度観ようと
思います。 


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