私がブログを始めたのは今から15年前…
収益化のできるブログではなく、SNSっぽい使い方でした。
ほんとうに、その頃の私は、ネットとリアルの区別がイマイチわかっていない位
何も知らなくて…。
当時仲良くしてくれた男性ブロガーを好きになりました(恥)
その人に好かれたくて…できる子と思われたくて…どれ程努力した事か!(笑)
不純な動機ほど、パワー全開になれるので、まぁ悪い事ばかりじゃなかったんですけどね。
その人に不人気ブログと思われたくなくて、必死で面白そうなネタを探しては
記事を更新して、コメント回りをしたりして、ファン獲得に走り回りました。
もはや、休日も一歩も家から出ず。夜もロクに寝ず。
いやもうね、一銭にもならないとか、そんな事、考えた事もないと言うか、
(そもそもそんな世界があるなんて知りもしないから)
「彼に興味を持って貰いたい」一心で、ブログに全精力を傾けていました。
少しずつ、ファンが増えました。当たり前です。私、命を削ってましたから(笑)
そして、彼の記事が更新されるや否や、コメントしに行き、
私の記事に彼からコメントが付くと涙が出そうなほど嬉しくて…。
アッという間に、彼のブログのコメントランキング1位になっていました。
でももうそれが彼のファンにばれるのが、恥ずかしくて恥ずかしくて…(マジすぎて)
古参のお姉さま方にも「将来、結婚詐欺に合いそう」とかからかわれたりして(笑)
もうそれ位、彼のコメントに一喜一憂しまくりなのが、隠しきれていなかったのでしょう。
そうこうしているうちに、私のブログが大ブレイク!!
もうね、このブログから読んで下さっている方は
「ハニエルさんって言ったらあれでしょ、ハピタスでスゴイ人でしょ」
みたいに思われてるかもしれませんが…
あま~い!
私のブログのブレイクっぷりは、そんなのとは比較にならない位、すごかったです。
(自分で言うなw)
だって今どき、ブログ村で1位とったって「近寄りがたい」とか言われないでしょ?
だからガチで、あの時のブログランキングって、ブログ村の何倍も価値があったんですよ。
初期の頃からのファンの人が、距離を感じる…って遠くに感じてしまわれた位…
ただ、私ときたら、愛する彼のブログを人気で抜かしてしまうという間抜けっぷり(笑)
良いのか、抜かして(汗)
恋は盲目と言いますが、私のブログがブレイクしたのは(このブログじゃないです)
本当に、愛ゆえです。
彼に「この子と仲良くしたいな」って思って貰いたい、人気のある彼にふさわしい位、
私もそれなりのブログを築きたいって思ったのがきっかけだったのに…。
もう人生であんなに働くことないだろ、って位、超長時間…官僚もぶっ倒れる位のエネルギーを
ブログに捧げました。
気付いたら、彼以外にもお友達がいっぱいできて、皆さんに色んな事を教わって色々できるように
なっていました。
でもさ、問題は、あれですよ。彼とどーなったかでしょ。
色々嬉しい事もありましたが、細かい事は書きません(笑)

そうです、今回は、「こころの傷」がテーマです。前置き長い。。
とにかく、記事よりコメントで成り立っているブログサービスで、
もう記事と全然関係ない事を延々と書き込みするわけです。
チャット状態ですね。何度徹夜をした事か…
楽しかった…。何しろ、彼がお風呂に入ってくるというのを待っていたのですからね。
PCの前で(笑)
スマホどころか、ガラケーでコメントも読めない時代ですから、
家族旅行の前は情緒不安定になって、旅行の前日、一睡もせず、ずーっとチャットしてしまったり。
それなのに、旅先で寝る時メールしてって言って、夜中の3時にメール来ても即レス!
起きてたの?いや、起きたのよ、敏感になってたから。。。
もう本当に、この頃、久しぶりに体重計に乗ったら痩せていた位、食事がおろそかというか
すべての実生活が二の次になってたんです(笑)
この頃、キシリトールガムにはまっていて全部のみ込んで
「飲んじゃダメ!吐き出しなさい」って家族に怒られていました(爆)
TVも一切観ていなくて、世の中の事、何も知りませんでした。。。
ずーっと上の空で、夜、ブログする事しか考えていませんでした。
そんな折も折…
私にライバルが出現したのです。
(あの当時の「狂気的な状態の私」に匹敵するライバルって、今思うとスゴイですよね)
あんまり詳しく書くと、当時のうちのファンさんにはわかると思うので、やめますけど…
私より年下の妹系の可愛い子です。
いや~~!! やめて~!!
彼女は、ある日、彼のブログに彗星のごとく現れました。
すぐにわかるのですよ、その子のヤバさが(勘)
いつものように彼のブログに立ち寄ると、その子がネットリと甘えまくってました。
彼のこと「おにいちゃん」って呼んでました(怖)
私も呼びたーい(無理)
無敵の妹キャラは、体力まで抜群(笑)
私も負けじと彼に甘えてみたりするのですけどね、妹キャラにはなれませんでした(負)
でも一応ね、努力はしましたよ、男性の喜びそうなフレーズを以前にもまして考える日々…。
何の為に、莫大な小説を読んできたんだ(別に役に立たない…w)
だからまぁ、私も善戦はしてたと思うのです。
彼の中で、どちらが1位とかどうでもよくて
私としては
「私とお話してる時は、私だけのあなたでいて」
「あの子と話してる時は邪魔しないから」って感じで。
心が揺れる日(嫉妬に燃える日)はあれど、それなりに平穏な日々を送っていました。
ところが…ある日、自分のブログを開いて、鳥肌が!!
ライバルが私のブログにファン登録してきたのです!
もう内容は覚えてませんが、甘ったるい感じで「仲良くしてくださいにゃん」みたいな(怖)
あのねー。
別にね、嫌ってるわけじゃないのよ。ただね、空気読んでくれない?
私、あなたと彼が話してる時、邪魔してないでしょ。二人で仲良く話してなよ。
その代わり、私が彼とお話してる日は、諦めて、早寝しなよ!
そう、平和を守る為に、国境を超えてくるんじゃねーって感じ。
でもたまーに彼女が彼と話してる内容(おにいちゃんという文字を見ただけで凹むので、一切読んでません)
が目に入る事があって…どーも、人間関係に悩んでるぅみたいな相談ごとが多かったような。。
そういう感じの子にハッキリ言うと、面倒なので、ファン交流はやんわりと断りました。
最初から、彼女は私と仲良くしたいわけではないでしょうから、すぐに全てを理解して
ファン申請を取り下げてくれました。
で、わたし、言ったのですよ。
「〇〇さんが心配したらいけないから、このお話は二人の秘密にしましょうね」って。
私もぶっちゃけ、彼女が来た時ゾッとしましたけど、
いっさい彼に彼女が来たこと言いませんでした。
…結果、どうなったかって??
次に彼とチャットした時、「どうして皆仲良くできないのかな…」って言われましたよ。
私を責めてるというよりは「一般論」として書いてきていたけれど
どう考えても、彼女のファン申請を断った事を言ってるわけですよ。。
「えっ!…もう言ったの??…あの裏切り者が…」
と、心の中で叫んでいました。
いや、本当に、私は告げ口したかったですよ。
「彼女と言わないって約束したのに、あの子、速攻、あなたに言いつけたのね」って。
きっと被害者のフリして、可哀想な自分を演じて…。なんて奴だ。。
こんな事言ったらアレですけど、彼女が女子から嫉妬されたり嫌われたりするみたいな?事で
よく悩んでいたようでしたけど、あれじゃ、自業自得だと思うのですよね。
だって、私も、一瞬で彼女に不信感しかなくなりましたもん。
おんな同士の約束を何だと思ってるの?そんな簡単に破っていいの?
最後まで、一般論として、彼と話し合いました。
「あなたに相談にきた人より、行かなかった人の方が一人で我慢したかもしれません」
とまで書きました(細かい表現は忘れました)
するとかれは「一人で我慢せず、言ってくれたらいいのになー」みたいな感じで
もうほんと、お互い、彼女と私の話であるのはバレバレなのに、白々しい会話をしました。
本当はぶちまけてやりたかった。
あの子、すごい卑怯だよねって。…でも好きな人に他の子の悪口を書く勇気がなかった。
というか、
これをきっかけに、私は(心の狭さから)彼に嫌われてしまうかもしれないと思うと
身を切られるおもいでした。
私にとって、彼は特別の特別だったんです。
それは彼も気付いてた筈。
そしてあの子も気付いてた…。
だから邪魔したくなったんでしょ。けん制にきたんでしょ。
しかし、よく来られたな、すごいよね。
彼は人気者で、一言メッセージに「今日は相談に乗るのでコメント返しできません」
とか書いてあって、予約しないとチャットもできません。
だから私だって、毎夜会えるわけではない。
こんなに二人で逢える日を待ちわびているのに、
私と彼と彼女の三人で、一緒にお話しないといけないの?
二人で順番に「〇〇さんのここが素敵」って書き込むの?
…私、そんな事できる程つよくないよ(涙
わたし、彼女とお話してるの邪魔しないよ。できないもん。
これが普通の感覚だよ。
でも彼女は、私と彼がお話してるところに割って入れる位、強い人なんだね。
すごすぎるよ。弱いフリしてるけど、メンタル強すぎでしょ。
私、彼女を憎むほど、嫌ってたわけではないです。
単に、彼とのチャットの時間を誰にも邪魔されたくなかっただけ。
彼は、平和のため、表向き、テキトーに仲良くしておけば?
それくらい我慢できるでしょ、って言いたかったのかもしれませんが…。
3人で一緒にお話なんてしたくないよ!!
だから平和を壊そうとしたの、彼女なんですよね。
そんなに彼のファンなら、私がどれだけガチかわかるでしょーよ。
何で3人で話さないといけないわけ?
ソッとしておいてくれたら、何も起こらないのに…。
しかし、
私のブログで話し合った時、コメント修正機能で、彼女はマッハで書き込みしてきて
とんでもなく頭の回転の早い子だなって感心した記憶があります。
男性の前ではあんなに頼りなげで、バカっぽいのに、どんな勢いでコメントできるんだ
って驚いた記憶が(笑)
あの時、
私は、何と彼に説明するのが正解だったんでしょう。
卑怯な真似をしてでも、被害者側にまわりたかったですけど…
私は約束を破られたショックすら、好きな人に言えもせず…
あの子は専門学校生だったかな?忘れましたけど、10代後半の子の
自己中心的なヒロインぶりが怖かった。。
私もリアルとネットの区別がつかなかったから、彼女もそういう事だったのでしょうか。
まぁその後、それぞれ実社会での状況が変わったりで、リアルに戻って行って
なんとなく、うやむやな感じに…。。
その後もたまにはネットで嫌な目に遭った筈なのに、何故か、あの時の妹キャラの子に
一瞬で裏切られてそれを彼に言えなかった事が、シコリとして残って、未だにシクシク痛みます。。
たぶん、文字にしても、伝わらないかもですが、
私は今でも、時々
「あの時彼に、何と言うのが正解だったのか?」ってシミレーションしてしまう程なんです。。
後年、
すっかり、その彼やその女の子とも疎遠になった頃、他のブロ友さんにこの話を
しました。
その人が「皆仲良くする必要はない」って言ってくれて、
「そうだよね、大人だからこそ、皆仲良くとか無理する事ないよね」って…
ちょっと救われました。
どんだけ引きずってんだよ、って感じですが、
やはり彼女の卑怯さと、
それを見抜けず弱い子だと思っていた彼、
そして何より、それを告発できなかった自分の不器用さを
いつまでも許せなかったんですよね。
とにかく、自分に同情して欲しいのではなく、自分の不甲斐なさも含めて
誰かに聞いて欲しかったんだと思います。
そして、一応、一人の方に聞いて頂いて、ほんの少し気がラクになったにも関わらず
実は、
さっき、外付けハードディスクをチェックしていたら、
そのブログの全データのバックアップが出て来て、この時の事をアリアリと思い出したのですよね。
そしてやはり、
「あの時彼に、何と言うのが正解だったのか?」って堂々巡りに…。。
思い余って、この記事を書いた次第…。
「こころの傷」というタイトルは大げさすぎかと思いましたが
ここまで引きずるって、自分でも想定外なほどのトラウマなのかもしれません。。
もう、その彼と繋がっていません。
FacebookやTwitter、電話番号、変わっていなければメアドも知っているので、
いくらでも繋がる方法はあるのですが、そんな気はないのです。
あれはもう済んだ事。
でも彼は、私が、ブログをして初めて好きになったひと。
リアルとネットの区別もよくついていなかった時代の話…。
自分の純粋さが何だか愛しい…(笑)
今はもう、ネットで知り合った人に、あんな形で溺れる事はないでしょう。
一生、ないでしょう。
そう思うと、あの苦い思い出も含めて、私は恋をしていた、
恋できて良かったって
思うべきなのかもしれません…。
もしや、この駄文、最後まで読んで下さった方、いらしたのでしょうか?
こんなオチもない話にお付き合い下さり、ありがとうございます。
これからは、あなた様のお役に立てる記事を書けるよう精進いたします。
ほんとうに、ありがとうございました。